番外編 モザイクの美しさ

りりこ

2008年02月19日 07:04

ジュエリー蒐集の楽しさのひとつはその美しさ。

そしてもうひとつは、歴史のロマンを感じること。
本日は「自己満足目の保養コレクション」ではなく、その番外編と致します。

お題はモザイクジュエリー(ローマンモザイク)。
そう、あの色とりどりのかけらをこまごまちまちまと埋め尽くした素敵に緻密なアレです。

私もあまり詳しくはないモザイクジュエリー。
一時期、おみやげ物的に、イタリアで非常に人気が出たこともあるらしいですが
本当のこのモザイクという技法にはとてつもなく長い歴史があるようです。

ローマ時代が発祥だとか、もっと古いとか云々色々と言われていますし
またそれもほぼ途絶え気味だったり盛り返したり……。
とにかく悠久の歴史があるのは確かなようです。

で、その技術も、とんでもなく細密で失明者が続出した時代もあったとか。うーん。
材質よりも、その細工にかかった時間で、そのジュエリーの価格が決まるとかいう話も
以前、ちらっとどこかで聞いたこともあります。

ローマンマイクロモザイクとフローレンスモザイクの2つの種類があって
それはガラスを使うか、石を使うかという材質における違いだそうです。

でも、現代では、目の粗い材質の違いも曖昧なものも結構出回っているのだとか。

ま、反して、美術館や博物館、一部のコレクターが所蔵するものは
素材がびっちり詰まっていて、「うわぁぁぁぁ、こりゃお宝だ!」と
一目でわかる物が多いような気がします。
(私もそれほどたくさん見たわけではないですが)

で、そんなモザイクジュエリーに昨年よりちょっとずつ興味が湧いておりました。
あの細やかな技巧、なんとも言えないレトロな独特の雰囲気がある模様。
そして、今までその技術が培ってきた、長い時間が感じられるところに惹かれて。

で、ラッキーなことに、最近、知り合ったアメリカの売り手さんの中に、
モザイクジュエリーのコレクターさんがいました。
しかも、ご本人も蒐集しつつ販売されているという方で、このたびご縁があって、
数点、ごっそりと廉価で譲って下さいましたとさ。ブラボー。
画像はその一部です。


カラフルで、でも、下品な派手さではない、なんとも愛らしい表情です。


バンジョーとかマンドリンの形も良く見かけますね。かわいいなぁ。

まだ他にもあって、幾つか選別して、ジュエリーケース内に
モザイクジュエリーのエリアを作らねば! と考え中です。ううう、楽しい。

似たデザインや、自分に合わないものは、またオークションに出そうと思っていますので
興味がおありな方はどうぞ楽しみにして下さいね。

ジュエリー蒐集に、またひとつ楽しみが増えました。(もう十分って?)
やめられない止まらない、なのです、まさに。(笑)
ジュエリー道はまだまだ続くよ、どこまでも~♪


関連記事